バイク(原付以外)に乗りたいと思ったキッカケ
- 原付じゃ縛りがきつい!
- 二人乗りしたい
- 余裕のあるスピード感を味わいたい!
いきなり結論ですが、私がバイクに乗りたいと思ったキッカケはそんなところです。
17歳のある日、それまでの自転車生活に別れを告げて原付に乗るようになり、右手をひねるだけで進んでくれる乗り物にものすごいありがたみを感じていました。
ところが、1年も経つとだんだん物足りなくなるんですね。。
- 30キロで捕まるし…
- 2人乗り出来ないし…
- 交差点を右折するときは2回信号を待たないといけないし…
↑こういった原付特有の法的な縛りが不便に感じてきたのでした。
スポンサーリンク
当時、仲の良かった男はいつも100ccのスクーターに乗っていて、見た目は原付と大差ないのに、↑↑こういう縛りがないんです。
(出典:スズキ株式会社)
ただ、自動車専用道路と高速道路は走れませんが、それが必要なければ全然便利な乗り物なんです。
『羨ましいぜぇ~!』
割と私は行動する前にひと呼吸置いて考えるタイプですが、そんな風に何かを強く欲すると例外なんです(^^;
それこそ、もう喉から手が出るという言い方がいちばん適していました!
そして、そういう例外状態になってしまうと失敗することが多くなり、免許を取るときやバイクを選ぶときでも後悔した経験があります。。
クルマに比べれば手頃ですが、それでも選択をミスったときの代償は大きかったので、このページで思う存分懺悔(ざんげ)しようと思います(笑)
私の後悔
その1:小規模で満足するわけがなかった…
友達の男が乗っている100ccスクーターがどうしても欲しくてウズウズしていましたが、免許がありません。
『見た目変わらないのに別免許かよ!面倒くさいなぁ!』
友達に聞いたら、普通二輪の小型限定免許が必要とのことでした。
私は小柄な体型で、身長も160センチ満たず。街なかを走るビッグバイクには絶対に乗れないだろうと思っていました。
バイクで高速を走ることもないだろうし自分には小型がちょうどいいと考え、免許が欲しくなったのです。
原付と小特(フォークリフトなど)以外の免許は教習所に通うのが一般的ですが、”飛び込み試験”といって教習所に通わず取得する方法もあるのを同じ友達から聞きました。
それで取得できたら時間も費用も最小限になりますが、教習所と違って採点する人は警察官だから非常に厳しいとも言われました。
結局、飛び込み試験に2回チャレンジしたものの取得できず、教習所に通うことにしたのです。
そして、無事に取得して念願の100ccに乗れるようになり、しばらくは満足でしたが、250ccぐらいのバイクがスーッと追い抜いていくのを繰り返し見ていくうちに、100ccのパワー不足が気になり、『やっぱり中型欲しいな…』と思うようになっていました。
初めは冗談半分でしたがだんだん欲が強くなり、結局、中型免許を取り直すことになり、250ccバイクも新たに買ったのです。
しかも、教習代もバイク代も両方ローンまで組むことになり、小型なんか取らずに最初から中型で免許取得していれば費用も時間も抑えられたし、ローンを組む必要もなかったのでした。
教習所に入り直したのは、小型を取ってから半年後のことで、もちろん教習所のスタッフも顔を覚えていて、『なんだ~、再来するの早かったね。最初から中型にしとけば良かったのに…』と言われる始末。
何年も経っているならまだしも、無駄に遠回りしてしまいました。
その2:安物買いの銭失い…
その1の続きで、遠回りしながらも中型免許とバイクを手に入れました。
とにかく、安く、早く250ccに乗りたかったのでバイク選びも価格と排気量、ある程度の見た目以外は気にせずパッパと選んで売約しました。
ところが納車の日、店の人から一通り説明を聞き、帰宅するためバイクに跨がった瞬間に『しまった!』と思いました。
スポンサーリンク
通っていた教習所のバイクの乗り心地が良くそれを想像していましたが、買ったバイクは姿勢が前屈みになるタイプだったのです。
後から知ったのですが、
- セパレートハンドル(セパハン)
- アップハンドル(アップハン)
の2種類があって、私が買ったのはセパレートハンドルといってレーシングタイプのバイク(レプリカ)によくあるものだったのです。
『買ったのはレプリカじゃなくて街乗りのはずなのに…』
街乗りでもセパハンがあるなんて、よく調べず衝動買いしたのを後悔しました。
結局、乗っている間の腰の痛みに堪えきれず、5万円かけてアップハン仕様にカスタマイズしました。
その3:背伸びし過ぎは災いのもと…
中型バイクにもだんだん乗り慣れてきて、ちょっとしたノリで大型二輪免許も取りました。
その時は欲も落ち着いていて、大型バイクが欲しかったわけではなく、ただ免許があればカッコいいかなという軽い気持ちでした。
ところがその1年後、それまで乗っていた250ccの調子が悪くなって、大型免許があることに魔が差して、教習車と同じ車種に乗り換えました。
今度はその2の失敗もあったので、アップハン仕様の腰が痛くならないタイプでした。というより、教習車と同じ車種なので大丈夫と思っていました。
しかし、このことも大失敗で、小柄な自分には日常乗るバイクとしては大きすぎたのでした。
『750cc乗ってるんだ!』
と言ったら十中八九驚かれるので、それが気持ちいいだけでした。
結局、買ってからたった4ヶ月で売ることになり、買値が28万円、売値が13万円で15万円もドブに捨てることになってしまったのです。
これまでの後悔の中で、いちばん大きいものでした。。
以上3つ紹介しましたが、これまでに金銭的にも時間的にも本当にたくさん損をしました。
事故に遭わなかっただけマシだったと思うしかありません。
今となっては"若気の至り"で笑い飛ばせますが、後悔をしないにこしたことはありません。
これまでの経験から、あの時どうすれば良かったのか反省していきます。
あの時〇〇していれば…
免許は『大は小を兼ねる』
あの頃の私のように、特に若い男性はどんどん大きいものを欲しがるので、その時『小さいバイクでも構わない』と思っていても、いつか物足りなく感じるときがきます。
『自分だけは絶対!』と思っていても、万一のことを考えて、免許は限定なし(小型、ATではない)を取得すべきでした。
必ず試乗する
売約する前に、自分で実際に乗って確かめてみるべきでした。
今思えば、店で跨がるだけでも良かったですが、レンタルバイクもあるんだから丸1日ガッツリ試乗して判断していれば後悔しなかったと思います。
レンタルはもちろん有料ですが、買ってから後悔することを考えると安いものです。
当時、焦っていながらもこだわりがあり、譲れないところは、
- 250cc(車検なし)
- とにかく安い
でした。そして、”あわよくば”レベルのこだわりとしては、
- 車重が軽い
- 小回りが利く
- 長時間乗っても疲れない
そんなところでした。
少なくとも、上2つのこだわりに応えてくれる車種ということで手っ取り早く買ったら後悔してしまいました。
一度買ったら数年は乗るものなので、あわよくばレベルでも妥協してはいけないことを学習しました。
ローンは組まない
最後に、教習費用もバイク代もローンは組まないほうが良かったと思いました。
金利がついて支払総額が高くなるという理由もありますが、もっと決定的なことがあります。
もし、一時的な欲を抑えてバイクを買うために貯金を続けていれば、最初は夢が膨らみますが、お金が貯まっていくうちにだんだん、『本当にあのバイクでいいのか?』と、自分の選択に疑いを持つこともあったと思います。
そうなると、さらに欲が抑えられて我に返り、落ち着いて考えることができます。
ローンを組んでしまったことで支払いだけ後回しにして手早くバイクが手に入ることになり、衝動買いしやすくなってバイク選びも失敗したんだと思います。
自力でコツコツ貯めていれば、そのお金が大切に感じるので衝動買いも抑えられたと思います。
おわりに
自分のバイクライフだけで3度も後悔を経験してしまいました。
目先の欲ばかりが膨らんでしまうと、冷静な判断ができなくなって失敗する確率が高くなることを思い知らされました。
今となってはその時のことを忘れず、同じ失敗を繰り返さないことでその時の経験を糧にすることだけだと思っています。
スポンサーリンク