『バイク免許を取りたい。バイクが欲しい。』
『そして、親の同意ももらったし、校則違反にもならない。』
そこまでクリアになっているのなら、あとはバイク選びですね。
とはいっても、バイクにはいろいろ種類があるし、どういう考えで選んだらいいのか初めての人にしてみれば分からないことだらけです。
そこでこの記事では、数あるバイクの中で、特に排気量の大きさ別に説明し、用途やご自身の体格に合った選び方を説明していきます。
二輪車の特徴
- 風を切って走りたい
- クルマと違う感覚を味わいたい
動機は色々ですが、二輪免許は欲しがる人とそうでない人ときれいに分かれます。
そこで、二輪免許を持つ、バイクに乗ることのメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
- クルマと同じ法定速度で走れる
※原付は別。 - 普通免許をとる時、学科試験が免除される
- 125ccを超えるものは高速道路通行可
- クルマより低燃費
- 身体がむき出しのため、事故時のダメージが大きい
- 視認性が低い(存在に気付かれにくい)
- 二輪専用駐車場が少ない
- 天候の影響を直接受ける
いずれも4つずつ挙がりました。
それぞれの重みづけがどうなるかによって、欲しい/欲しくないが決まると思いますが、少なくとも何らかの検索から直接このページにたどり着いた方は『欲しい』とお思いではないでしょうか。
その欲しい理由をもう少しご自身で掘り下げてみてください。
管理人の場合は原付からスタートしましたが、その時のキッカケは
手軽にラクしたい!
というものでした。
それが満たされると、今度は、
など、原付では実現できない欲求が出てきて、二輪免許を取ったわけです。
二輪免許の種類や、それらがカバーできるバイクの種類・用途も様々なので、このページで解説していきます。
ただ、このページではオフ車やレプリカなど車種の説明ではなく、あくまで排気量・大きさ別の説明となります。
原付・二輪免許の種類
原付、二輪免許には3種類あって、条件まで網羅すると7種類にもなります。
- 原付免許
- 普通二輪免許
限定なし
AT(オートマチック)限定
小型二輪限定
小型AT限定 - 大型二輪免許
限定なし
AT限定
免許の種類と条件を書き出すと上記の通りですが、簡単には、
- 原付(~50cc)
- 小型二輪車(~125cc)
- 中型二輪車(125~400cc)
- 大型二輪車(401cc~)
の、それぞれAT限定有無と覚えておくと良いでしょう。
そして、それぞれの免許で運転できるバイクの特徴を見ていきます。
それぞれの特徴、適した体格
原付
学科試験(筆記)と簡単な講習だけで取れるのが原付免許の魅力ですね。
費用も安く、平日の丸一日確保していれば簡単に取ることができます。
ただ、原付は”原動機付自転車”といって、自転車の仲間なんですね。
なので、法的な縛りがキツく、クルマと同じ扱いを受けられません。
- 法定速度は30キロ
- 二段階右折義務あり
- 2人乗り禁止
管理人が自動二輪へステップアップしたのは、これらの縛りがイヤになったことでした。
とはいっても、
- 車道の走り方の基本が分かるので、後々ステップアップしやすい
- 自転車よりも遥かにラクで、行動範囲も広がる
という点ではメリットが大きいと思います。
小型AT
見た目は原付スクーターと変わらないのに、二人乗りしたり、クルマと変わらないスピードで走ったりしているのを見たことがあるかと思いますが、それが小型AT免許で運転できるバイクです。
などなど、メリットがたくさんあります。
原付に乗っていてミニスクーターの感覚が分かっていれば、楽に取得できると思います。
小型二輪(限定なし)
この車種は街なかでもあまり見かけません。
2005年に免許制度が改正されてAT限定が新設されましたが、それ以前はAT小型スクーターに乗りたければこの免許が必要でした。
改正後はおそらく、この免許だけを取る人は少なくなったでしょう。
そして、やはり小型ですから身長150センチ前後で人並みよりも少し小さい人でも問題なく乗れます。
用途としても、特にスクーターなら収納スペースがあるので、通勤や買い物に最適です。
小型MTのほうは需要は減っていますが、例えば体格が小柄な人が手頃な大きさのバイクでトランスミッションを操作している感覚を味わいながら運転する醍醐味を楽しむというパターンもあります。
中型AT
街なかを走るビッグスクーターはこの免許が必要です。
車格が大きく取り回しが大変ですが、積載力があるので実用的です。
中型以上になると、MTよりもATのほうが車格が大きく、重量も重くなります。
中型(限定なし)
写真のようなネイキッドタイプは、よくツーリングで何台も連ねて走っているのを見かけます。
ビッグスクーターより軽いため、鋭い加速が楽しめます。
中型以上になると、人によっては『デカい!』と感じるでしょう。
原付や小型に比べて重量感がアップするのでそれなりの体格が必要になり、少なく見積もっても155センチ以上の身長はあったほうが良いでしょう。
そして、このクラスからは高速道路も走れるようになり、完全にクルマと同じ扱いになります。
なので、本格的なお泊まりツーリングもできるので、高速を使って日本全国どこへでも行くことができます。
ツーリングが趣味という方には、中型以上の免許は必須ですね。
大型AT
<写真なし>
この車種はほとんど見たことがありません。
中型のスクーターですら取り回しが大変なのに、大型となると…
おそらく、そんな理由であまり普及していないのだと思います。
ただ、スクーターは加速がよくないイメージですが、排気量があるのでそんなネックも感じさせないでしょう。
そして、国産車が最大660ccまでのスクーターしか生産していないことから、この免許ではAT限定のほか660ccまでという排気量制限までついていました。
しかし、2019年12月からは排気量制限はなくなり、AT二輪車であれば全て運転出来るようになったため、取得率も高くなるのではないでしょうか。
大型二輪(限定なし)
『リッターマシン』とよばれる大排気量のバイクで、ほとんどエンジンをうならせることなくスーッと加速できます。
中型と大型をパッと見ても、違いがあまり分からないと思います。
しかし、車幅が広くなっているので、シートの高さが同じでも足つきは悪くなるわけです。
なので、自分の愛車として永く乗るのであれば少なくとも身長は165センチぐらいは欲しいですが、免許を取るときだけしか乗らないのであれば工夫次第でクリアできます。
そして、大型の魅力はやはりパワーです。
アクセルを少しひねるだけでギュン!と進んでくれるのは乗っていて心地いいものです。
そんなにエンジンを回さなくても高速道路を余裕で走れるので、長時間のツーリングでも疲れにくいのが特徴です。
以上、6車種すべての特徴を挙げてその中でも記しましたが、「小型MT」と「大型AT」はほとんど需要がないと思います。
個人的な意見ですが、小型MTのほうは
- 原付が法的に窮屈なら小型ATに乗りたい
- MTに乗るなら限定なしがいい
といった具合に、中途半端なのだと思います。
一方、大型ATのほうは、やはり車格の大きさから、駐車スペースも軽乗用車ほぼ1台分必要です。
なので、このサイトとしてもオススメ度は低いです。
結論
色々述べましたが、
となります。
しかし、いきなり大型二輪を取ろうとしても教習所によっては断られる所もありますので、いきなり大型狙いでいくなら教習所のリサーチは必須です。
ただ、
- やっぱり、いきなり大型を取らせてくれる教習所なんて、近くに1件もない!
- そもそも、教官の中にはソリが合わない人もいるだろうからそれが嫌!
という方は、教習所へ通わない手もあります。別のページでも説明しましたが、飛び込み試験(一発試験)とよばれるもので、聞いたことのある方も少なくないと思います。
しかし、その方法はハイリスク・ハイリターンです。つまり、メリットもデメリットも双方に大きいものだということです。
もし、その取り方で目指すのであれば、ぜひ体験談にも目を通してみてください。