10月の三連休、関東~東海地方を上陸しようとしている台風19号が、これまで未知なる『カテゴリー6』に相当するのでは?と、世界中から心配されています。
これまでの台風やハリケーンの最大級は『カテゴリー5』のハリケーン・ドリアンでした。
それがつい先月の2019年9月、アメリカのフロリダ州南東部にある島国バハマを直撃しました。
そのバハマでは住宅などおよそ1万3,000戸が倒壊し、行方不明者2,500人以上を出したという史上最悪の被害をもたらしました。
今回の台風19号でそれを超えてしまうとなると・・・
特に、台風15号の爪痕がいまだ大きく残っている千葉県なんかは、もっとも心配されることと思います。
そこで今回この記事では、『カテゴリー6』級の台風になった場合、その強さや被害はどうなるのか?それが分かる動画などを紹介しようと思います。
台風やハリケーンの『カテゴリー』とは?
スポンサーリンク
台風やハリケーンは、その強さ・風速によってランク分けされていて、そのランクが『カテゴリー』になります。
正確には台風はカテゴリーとは言わず、『強い』『非常に強い』『猛烈な』の3階級に分かれます。
(出典:https://weathernews.jp/s/topics/201709/080145/)
上の表では風速がノットになっているので分かりづらいかと思うので、よく見るメートルで表してみましょう。
<台風>
- 強い・・・32.6~43.6メートル
- 非常に強い・・・43.6~53.6メートル
- 猛烈な・・・53.6メートル以上
<ハリケーン>
- カテゴリー1・・・32.6~41.8メートル
- カテゴリー2・・・41.8~48.5メートル
- カテゴリー3・・・48.5~57.6メートル
- カテゴリー4・・・57.6~68.9メートル
- カテゴリー5・・・68.9メートル以上
台風の最上級『猛烈な』でも、下限だとカテゴリー3にしか相当しないので、ハリケーンがいかに強いかが分かります。
ただ、台風とハリケーンとでは風速の測り方が違っていて、ハリケーンのほうが数字として強めに出るため、一概に強さを横並びに比べることはできませんが。
過去最大の『カテゴリー5』の強さとは?
先ほど、台風やハリケーンの強さを風速(数字)で表しましたが、実際に人が感じる強さは?というと、下の表が分かりやすいと思います。
(出典:https://weathernews.jp/s/topics/201709/080145/)
カテゴリー5だと、多くの建物で屋根が壊れる、という目安です。
そして、カテゴリー5のハリケーン・ドリアンを経験したバハマの被害がどうなったか?ということですが、ショッキングな写真・動画でした。
BP BREAKING| Serious Hurricane Damage in Abaco today as Dorian moves on land at 185mph... pic.twitter.com/JizKX6hHpe
— Bahamas Press (@Bahamaspress) September 1, 2019
(出典:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-12928.php)
まるで、空襲に遭ったのでは?と思わせるような光景です。
千葉県など関東を襲った台風15号でも最大風速50メートル級でカテゴリー3です。
それを凌ぐカテゴリー5でもこのような光景になってしまいますから、今度の台風19号がどうなるのか?心配されます。
台風19号がカテゴリー6になってしまうと?
スポンサーリンク
さて、カテゴリー5の威力がお分かり頂けたかと思いますが、今度の台風19号はカテゴリー6(に相当)。
いったい、どうなってしまうのでしょうか?
ハリケーンの1カテゴリーの風速幅はだいたい10メートルぐらいですから、カテゴリー5の風速の上限はだいたい77メートルといったところでしょうか。
ハリケーンのカテゴリーを決める風速は、1分間の平均風速の最大で決めていますが、カテゴリー6だとその値が風速80メートルぐらいになるでしょう。
風速80メートル!
いったい、どんな威力なのでしょうか?
次の動画を見てください。
人間がまともに歩けないどころか、吹き飛ばされてしまって太刀打ちできない状況になっています。
また、ベビーカー連れで歩いているとベビーカーが流されてしまい、最悪乗っている乳幼児と一緒に飛ばされてしまうほどです。
この再現実験動画はプロの男性スタントマンが行っていますが、そういう人でさえこの有様ですから、我々一般人がこんな暴風に晒されてしまうと・・・
考えただけでも背筋が凍ります。
まとめ
2019年の台風19号がカテゴリー6に相当するのでは?と懸念されていることから、いったいそんなクラスの暴風がきたらどうなるのか、再現実験動画も合わせてお伝えしてきました。
カテゴリー6クラスとは、最大風速80メートル級の今まで世界中のどこの国も経験した事のない恐ろしい被害をもたらすでしょう。
これまでの史上最大規模だったハリケーン・ドリアンでもカテゴリー5。
被災地はまるで空襲に遭った後のような光景でした。
特に、千葉県では先日の台風15号の爪痕が消えていない中での再来となるので、後悔のないように準備を整え、被害が最小限になるようあとは祈るしかないようです。
スポンサーリンク