アメリカのApple社は、iOS搭載スマートフォンの最新モデル「iPhone 11 Pro」と「11 Pro Max」を発表しました。
2018年に発売した最上位モデル「XS」「XS Max」の後継機に相当し、最大の特徴は3眼(トリプル)カメラを搭載したことです。
iPhoneの最上位機種ということで、ニュースを見て『なんとなく、すごいんだろうな~』というのは分かります。価格も11万円前後なので、相応にスペックアップしています。
発売日や予約受付開始日も決まっていますが、この時期はちょうど、スマホ端末の割引規制や消費増税の直前になります。
従って、結論から言えば、
2019年9月中が買い時
です。
果たして、その時期(今)が本当に買い時なのか、この記事でみていくことにしましょう。
今が買い時なのか?
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本体価格は安くなっている!
今回発表された定価について、XSと比較してみましょう。
iPhone XS…64GB(11万2800円)/256GB(12万9800円)/512GB(15万2800円)
iPhone XS Max…64GB(12万4800円)/256GB(14万1800円)/512GB(16万4800円)
iPhone 11 Pro…64GB(10万6800円)/256GB(12万2800円)/512GB(14万4800円)
iPhone 11 Pro Max…64GB(11万9800円)/256GB(13万5800円)/512GB(15万7800円)
すべて税別ですが、性能アップ(後述)しているにもかかわらず、最大で2万円安くなっています。
『非常にラッキー!』
『何か裏があるのでは…?』
色んな思いがありますが、その理由には、2019年10月1日に施行される割引規制が関係しているとみて間違いないでしょう。
”端末の割引額が上限2万円”というのが簡単な中身ですが、ちょうどその上限額がXS→11Proへの最大値下げ料金と一致しています。
キャリアによる実質負担額の違い
そして、本体価格の実質負担額はキャリアによって微妙に違い、XSのときは次のようになっていました。
だいたい、定価の半値が相場になっていますから、11Proでも同じくらいであると予想されます。
しかし、先ほどの割引規制に真っ向から対抗しようとしているのがソフトバンクで、9月9日に新たな端末販売プランを発表しました。
その内容は、スマホ端末を48回の分割払いにして2年後に端末を返却し新機種に買い替えれば、最大24回分の端末代金の支払いを免除するというものです。
つまりは最大で半額になるということですね。
ソフトバンクはこれまで、”半額サポート”と題した料金プランを提供していましたが、それが9月11で終了し、それを他キャリアにまで対象を広げた”半額サポート+”が9月13日よりスタートします。
iPhone11 Proの予約受付開始が13日からですから、あからさまに今回のiPhone最新機種発表を意識していると言えます。
なので、本体価格だけで言えば、間違いなくソフトバンクが最安値になるでしょう。
結局、今は買い時なの?
- 予約受付開始:9月13日
- 発売日:9月20日
発表からあまり時間がありませんから、買うなら早めに予約しないといけませんね。
結論から言えば、
今、ビビッときたのなら、それが買い時です!
理由としては、ソフトバンクの料金プランが魅力的というのもありますが、10月1日からは消費増税が控えているので、いいと思ったら9月中に買っておくべきです。
高い買い物ですから増税の影響はかなり痛手になり、かりに負担額6万円だとすると消費税だけで6,000円も持ってかれてしまいます。
いいと思ったら、今です!
iPhone XSとの性能比較!何が変わったのか?
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買い時なのかどうか以前に、今回発表された「iPhone 11 Pro」と「11 Pro Max」がどれだけ性能アップ、もしくは便利になったのかが分からないことには判断がつかないと思います。
そこで、2018年に発売したハイエンドモデルiPhoneXSと比べてみましょう。
(出典:https://bitwave.showcase-tv.com/iphone-xr-vs-iphone-xs/)
カラーバリエーション
(出典:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/11/news063.html)
まず、いちばん目に付くカラーバリエーションについて、XSではゴールド・ブラック・シルバーの3色でしたが、それらに加えて、
- ミッドナイトグリーン
- スペースグレー
が追加になりました。
まぁ、そこは小さな変更点といったところでしょう。
サイズ/重量
続いて、サイズと重さ。
- iPhone XS
画面:5.8インチ
重量:177グラム
本体:高さ143.6 × 幅70.9 × 厚さ7.7 mm - iPhone Pro 11
画面:5.8インチ
重量:194グラム
本体:高さ150.9 × 幅75.7 × 厚さ8.3 mm - iPhone Pro 11 Max
画面:6.5インチ
重量:194ぐらい
本体:高さ150.9 × 幅75.7 × 厚さ8.3 mm
XSよりも、一回り大型化・重量化しています。
特にiPhone Pro 11のほうは、画面サイズは据え置きで本体サイズが大きくなっています。
例えばこれまでXSを使っていて、カバンのポケットがギリギリだった場合、11 Proに機種変したとたん収まらなくなった…ということもあるわけですね。。
バッテリー容量
どれくらい長持ちするのか、バッテリー容量で比べてみましょう。
- iPhone XS:2,658mAh
- iPhone Pro 11:3,190mAh(20%アップ)
- iPhone Pro 11 Max:3,500mAh(30%アップ)
XSよりも20%ないし30%容量アップしているので、『減りにくいなぁ』というのが体感的に分かるかと思います。
となれば、さきほどの大型化・重量化したこともうなづけそうですね。
トリプルカメラのメリット
基本的な違いを見てきたところで、メインの3眼(トリプル)カメラについて詳しく見ていきましょう。
iPhone XSの場合、カメラの特徴としては以下の通りです。
- タイプ:デュアルカメラ
- 画素数
メイン:1,200万画素(広角/望遠)
サブ:700万画素 - HDR/スマートHDR
iPhone XSやiPhone XRは、リアルタイムでHDRがかかる「スマートHDR」を搭載しています。 - ポートレート
ポートレートモードは人物などのメインの被写体にだけピントを合わせて背景をぼかして被写体を際立たせる機能で、デュアルカメラ以上でないと実現できないと言われています。
iPhone XSのフロントカメラは顔認証のFace IDで深度マップを作る「TrueDepthカメラ」で、被写体を正確に認識して背景のみをぼかすことができます。 - 被写界深度
iPhone XS以降に新しく加わった機能が被写界深度の操作です。
先ほどのポートレートモードで撮った写真のf値(カメラレンズの明るさ)を1.4から16まで変えることができるので、背景のぼかし具合などを自由自在に調整できるようになりました。
これらのカメラ機能が「iPhone 11 Pro」や「11 Pro Max」ではどうなるのでしょうか。
カメラ画素数は、3眼とも有効1200万画素。3つの役割は、
- 広角レンズ(F1.8)
- 望遠レンズ(F2.0)
- 超広角レンズ(F2.4)
です。
まず画素数で同等以上なのが確認できましたが、スマートHDRのほうはというと、
写真のハイライトとシャドウを微調整する次世代スマートHDRを搭載。
(出典:マイナビニュース)
XSよりもさらに強化されています。
また、TrueDepthカメラも有効1200万画素で引き継がれていて、XSでのウリだった性能はすべて引き継がれています。
さらに加えて、暗い場所でも写真を美しく撮れる「ナイトモード」のほかに、機械学習を活用し、被写体の顔を認識して明るさを調整する機能も備えられています。
これだともはや、数万円クラスのデジカメは要らない!といってもいいくらいでしょう。
CPU
iPhone11 Proでは、スマートフォン向けでは最速を謳うCPUとGPUを統合した新型SoC(System-on-a-Chip)「A13 Bionic」を採用しています。
XSはA12Bionicチップで、それでもスマートフォン業界最強とあがめられていたわけですから、11Proではさらにそれを凌駕したことになります。
具体的にどのくらい速くなったか、数値は公表されていませんが、A11→A12へのスペックアップの際には30%程度の向上だったため、A12→A13移行においても同程度の性能アップが期待できるでしょう。
速さに加えて我々にとって嬉しいのが、消費電力の低減です。
先ほどのバッテリー容量アップした分よりもさらに電池が長持ちすることになります。
その他据え置きの性能
有機ELディスプレイ
液晶ディスプレイを上回る鮮明さを実現できる有機ELディスプレイですが、これはXSからそのまま受け継がれます。
ただ、液晶が悪かろうなのか?というと、決してそうではありません。
画質にこだわりがないということであれば、廉価版のXRでも十分という声もあるぐらいです。
防水性能
防水性能も密かに(?)気にかけたいぶぶんですが、XSの防水等級(IP68)が据え置きとなります。
具体的には、深さ4メートルの中に30分浸けても大丈夫!という規格です。
つまり、水溜まりに浸かったぐらいでは心配ないということですね。
これまでXSとの違いを見てきましたが、デメリットは大型化・重量化したことだけで、本体価格も安くなっていることを考えれば、今が買い時であることにはちがいないでしょう。
まとめ
以上、9月11日に発表されたiPhoneの最新モデル「iPhone 11 Pro」と「11 Pro Max」について、現状のハイエンドモデル「iPhone XS」と性能比較しながら、今が買い時なのかを見てきました。
性能面では間違いなくXSをしのいでいて、10月1日からスタートする割引規制の恩恵(?)で、端末の定価が最大で2万円値下げされています。
また、ソフトバンクの料金プランの魅力や、消費増税が間近に迫ってきていることを考えると、この9月中が買い時だと判断できます。
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