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全英女子オープンで42年ぶり2人目のメジャー優勝の快挙を達成した渋野日向子(20歳、RSK山陽放送)に注目が集まっています。
最終日のスコアは68。
誰が見ても納得の優勝スコアでした。
しかし、KKTバンテリンレディース第1日目にはプロとしては失格レベルのスコア81をたたいてしまっていたのです。
そんなどん底から這い上がり、今回の優勝を手にできたのは、普段の彼女の爽やかなスマイルのように前向きな姿勢を貫いた結果でしょう。
今回、世界的な大会で優勝を手にしたわけですが、やっぱり気になるのは獲得賞金ではないでしょうか?
スバリ!彼女の平均年収は約7,900万円というとんでもない額なんです!
そこで今回は、その驚異の平均年収の内訳として、全英オープンだけでなく渋野日向子がこれまで獲得してきた賞金や契約金など、オカネにまつわる事実を紐解いていこうと思います。
(出典:https://news.golfdigest.co.jp/news/lpga/article/102187/1/)
獲得賞金
成績と賞金
渋野日向子は、2018年7月27日にプロテストに合格しデビューしました。
2019年は2年目になるのでデータは少ないですが、新人プロ時代からの成績と賞金を見てみましょう。
2018年
獲得賞金と成績(順位、スコア)です。
大会名 | 順位 | 賞金額 | スコア |
---|---|---|---|
<LPGAツアー> | |||
アース・モンダミンカップ | 予選落ち | ¥0 | +1 |
<ステップ・アップ・ツアー> | |||
ラシンク・ニンジニア/RKBレディース | 12T | ¥262,500 | 0 |
Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament | 42T | ¥156,000 | +10 |
パナソニックオープンレディース | 5T | ¥833,333 | -1 |
九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント | 16T | ¥226,857 | +3 |
静ヒルズレディース森ビルカップ | 40T | ¥118,000 | -1 |
ツインフィールズレディーストーナメント | 7T | ¥466,000 | +3 |
ダイクレレディースカップ | 12T | ¥249,000 | +2 |
日医工女子オープン | 3T | ¥950,000 | -4 |
SkyレディースABC杯 | 3 | ¥1,575,000 | -4 |
ANA PRINCESS CUP | 5T | ¥900,000 | -4 |
山陰合同銀行 Duoカードレディース | 7T | ¥451,636 | +4 |
山陽新聞レディースカップ | 41T | ¥142,500 | 0 |
中国新聞ちゅーピーレディースカップ | 16T | ¥228,666 | -4 |
フンドーキンレディース | 10T | ¥379,000 | -3 |
日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント | 53T | ¥79,000 | +10 |
京都レディースオープン | 46T | ¥98,000 | +7 |
<その他> | |||
LPGA新人戦 加賀電子カップ | 3T | ¥660,000 | -3 |
というわけで、2018年の年間獲得賞金額は、
¥7,775,492
ということになります。
2019年
大会名 | 順位 | 賞金額 | スコア |
---|---|---|---|
<LPGAツアー> | |||
ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ | 6T | ¥2,246,666 | -3 |
Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント | 予選落ち | ¥0 | +6 |
第7回アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI | 予選落ち | ¥0 | +2 |
ヤマハレディースオープン葛城 | 27T | ¥608,571 | +8 |
スタジオアリス女子オープン | 16T | ¥768,000 | 0 |
KKT杯バンテリンレディスオープン | 20T | ¥850,000 | -1 |
38th フジサンケイレディスクラシック | 2T | ¥5,813,333 | -6 |
パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント | 13T | ¥1,128,000 | -7 |
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ | 優勝 | ¥24,000,000 | -12 |
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン | 36T | ¥490,000 | -2 |
リゾートトラスト レディス | 10T | ¥1,616,000 | -7 |
ヨネックスレディスゴルフトーナメント | 46T | ¥343,000 | +4 |
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント | 45T | ¥455,000 | +4 |
ニチレイレディス | 7T | ¥2,400,000 | -6 |
アース・モンダミンカップ | 4 | ¥12,000,000 | -8 |
資生堂 アネッサ レディスオープン | 優勝 | ¥21,600,000 | -12 |
ニッポンハムレディスクラシック | 7 | ¥3,500,000 | -10 |
サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント | 35T | ¥390,000 | -4 |
そして、今回の全英OPの賞金額は7,200万円でした!
それをすべて足し合わせると、今年は8月5日時点ですでに、
¥150,208,570
を獲得しています。
2年目にして1億越えです。。
平均年収の内訳
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2019年はあと5か月弱ありますが、現時点での2年分平均賞金額は、
¥78,992,031
です。
何?その額!?
民間企業の新入社員だと、平均年収300~350万円くらいですかね。
それも、大卒で、税金・保険料等差し引かれる前の満額でその額です。
渋野は新入社員にして、大企業の役員報酬をも上回る額を稼いでいます。
天才って、本当羨ましいですね…
納税額
会社員の給与でも、プロスポーツの賞金でも、もらったオカネには税金がかかって一部は国に持ってかれてしまいます。
ゴルファーの場合はどうなの?ということですが、
ズバリ!
賞金額の15%
です。
会社員の場合は、だいたい、満額年収が1,000万円以内なら所得税は10%ないし5%です。
そう考えると、ちょっと取られ過ぎですよね。。
あまり成績が芳しくないプロだったら、会社員の手取り給料に劣ることもあり得ます。
さて、渋野日向子の場合ですが、現時点での平均年収約7,900万円の15%ですから、1,185万円は税金として納めなければなりません。
となると、手取りは最大でも、
7,900万円-1,185万円=6,715万円
ということになります。
ゴルファーによってはさらにその何割かは寄付しますが、最大手取りでもこれだけの額ですから、会社員の我々には到底想像がつかない額です。
賞金女王になれるのか?
さて、2年目にして大きなクイを出した渋野日向子ですが、賞金女王に輝ける可能性も出てきました!
そこで、過去10年間で賞金王になったプレイヤーとその獲得賞金額を見てみましょう。
- 2018年:アン ソンジュ(180,784,885円)
- 2017年:鈴木 愛(140,122,631円)
- 2016年:イ・ボミ(175,869,764円)
- 2015年:イ・ボミ(230,497,057円)
- 2014年:アン・ソンジュ(153,075,741円)
- 2013年:森田 理香子(126,675,049円)
- 2012年:全 美貞(132,380,915円)
- 2011年:アン・ソンジュ(127,926,893円)
- 2010年:アン・ソンジュ(145,073,799円)
- 2009年:横峯 さくら(175,016,384円)
- 2008年:古閑 美保(120,854,137円)
額面から感ずる限り、平均額は1億2,000万円~2億円ぐらいの範囲になっています。
渋野日向子は2019年、8月初旬ですでに1億5,000万円をすでに獲得しており、その時点でも十分賞金王が射程圏内であるといえます。
そんな渋野日向子は、2019年9月22日のデサントレディースクラシック最終日で、8打差の大逆転で勝利を飾り今シーズン国内3勝目をマークしました。
前半、3連続を含む4バーディー。後半も10番、12番、15番もバーディーで決めて16番チップイン。
トップを射程圏に捉えた18番、テレサ・ルーがバーディーパットを外し、勝利を確信しました。
その勝利インタビューで賞金女王宣言が出ました!
『みなさん思っているかもしれないですけど、(次の目標は)賞金女王です』
こうなりゃもう、確約されたも同然ですね。
契約金
ゴルファーに限ったことではありませんが、スポーツ選手にはスポンサー契約を結んで契約金収入を得る場合があります。
渋野日向子の場合、現時点で分かっているだけでも以下の7社と契約しています。
- RSK山陽放送所属
- ミック工業株式会社
- 株式会社キャンディル
- PING
- @beamsgolf
- タイトリスト
- NIKE
気になる契約額は、スポンサー企業にもよりますが、だいたい、
シード選手で年間1,000万円
QT選手で年間500万円
です。
つまり、彼女の場合少なくともスポンサー契約だけで年間3,500万円の収入が賞金に上乗せされているわけです。
まとめ
こないだ20歳になったばかりの、まだあどけなさすら残る渋野日向子。
プロデビュー1年ちょっとで平均年収7,900万円(プラス、スポンサー料3,500万円)も獲得しています。
そして、2019年の合計賞金額からして、賞金王の座が十分射程圏内ですから、いかに驚異的かが見てとれます。
働き方改革やフラリーマンに悩まされている会社員にしてみれば、うらやましい限りです・・・。
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