タピオカがブームになって日が浅いこの頃、早くもライバルが出現しました。
ベトナムが原産国のチェー(Chè)というスイーツで、東京・学芸大前に専門店がオープンしたことから話題になっています。
日本のフルーツポンチのように、ベトナムでは愛されているスイーツであり、チェーの店は学生たちでにぎわうそうです。
国内の専門店は学芸大前が初ですが、ベトナム料理店では置いているところもあり、そこで飲んだことのある人たちはこぞって『ほんのり甘く、ボリュームたっぷりでおいしい!』と満足な声が続出しています。
そして、実はこのチェー、ダイエット効果もあると言われていますので、甘いものはやめられないけどダイエットもしたい、という方にはピッタリなんです!
そこで今回この記事では、そんなチェーについて
- おいしさのヒミツは?
- 種類はどんなのがあるのか?
- チェーが食べられる場所はどこ?
の疑問に応えるべくチェーについて徹底解剖してみました。
チェーって何?
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ベトナム原産のヘルシードリンク
(出典:https://www.skygate.co.jp/sa_city/oversea/vn_k181_fe)
(出典:https://tokuhain.arukikata.co.jp/hanoi/2017/02/post_14.html)
ベトナムではローカルのスイーツですが、その原材料は、
- 豆類
- 芋類
- 寒天
- 果物
- 米
など複数の具材に砂糖を加えて、ドロドロになるまでよく煮込んだものを総じてチェーと呼んでいます。
上の写真がアイスチェー、下がホットチェーですが、”ドロドロ”なのはホットの方ですね。
このように、チェーと一言でいっても種類によって姿かたちが全然異なるのです。
どんな味?
チェーは素朴な甘さで、日本人の味覚にも合っていておいしいと言われています。
仙川のpan no meさんでチェーをいただきました。
蓮の実のシロップ煮、バジルシード、キクラゲ等色々入った身体にやさしい甘味でした。 http://t.co/dVUT0Zy— かるめん (@Yonda01) July 14, 2012
ベトナムおすすめスイーツ:
【チェー】写真みたいに甘い豆の下がカキ氷、とか長いグラスにサッパリな甘さのシロップに蓮の実とかレンコンとか入ってるタイプとか色々ある【プリン】先述だけどベトナムのプリンて濃厚ハードタイプが多いそうな
【コーヒー】コンデンスミルク入りはもうこれ甘味 pic.twitter.com/qFWuZXRxoZ
— 瀬島一瑛 (@sejima666) March 19, 2019
ちゃきちゃんとあみちゃんとベトナム料理(`・∀・´)初めてたべた!
てごにゃんを思い出すベトナム♪めっちゃおいしいーーー!チェーっていう自分で好きなものいれてココナッツミルクいれるデザートバイキング楽しすぎるーーーー!!!♥♥♥大阪ラストの休日たのしむぞー(///°∞°///) pic.twitter.com/wcfFcIUWjB
— くろたん🍓 (@kurotan_news) March 25, 2018
感想のほんの一部ですが、すこぶる評判のようです。
そして、やはりみな総じて『甘い』といっています。
スイーツなので当然と言えば当然ですが、基本的にベトナム料理って日本人にとっては甘めなものが多く、実際にベトナム人の味覚の特徴のひとつになっています。
日本でも料理には”味の素”が定番ですが、ベトナムでは砂糖が味の素にあたるものだと言われています。
ダイエット効果は?
チェーにはダイエット効果があると言われていますが、それはチェーの種類によります。
チェーには冷たいものと温かいものとがあり、ダイエット効果があるものは温かいホットチェーのほうです。
また、原材料には低糖質で脂肪燃焼効果のあるココナッツオイルと、低カロリーな豆腐が使われていることもダイエット効果を発揮するには必須になります。
ただ、主要な原材料は芋類や豆類など、もともと身体に優しいものがメインですから健康に良いスイーツであることは確かです。
チェーの種類
ベトナムは日本と同じく南北に伸びた地形で、北のハノイと南のホーチミンとでは北海道と沖縄ぐらいの気温差があります。
そのため、ハノイでは温かいホットチェーが、ホーチミンでは冷たいアイスチェーが好まれています。
ホットチェー
ホットチェーは日本でいえばぜんざいのようなもので、
- チェー・ダウ・ドー:小豆を甘く煮たもの
- チェー・ホア・カウ:緑豆をクリーム状のスープにしたもの
それらの上にココナッツミルクをかけたものが代表的です。
ぜんざいはどちらかというとガッツリ甘いという感じですが、ホットチェーのほうは素朴な甘さが特徴です。
アイスチェー
対してアイスチェーのほうはホットとは全くと言っていいほど別物。
フルーツやタピオカ、ゼリーなどに緑豆のあんこをかけ、その上からクラッシュアイスとシロップをかけたものがアイスチェーになります。
ホットチェーがぜんざいなら、アイスチェーはかき氷に近いといえるでしょう。
そんなアイスチェーの種類は、
- チェー・タップ・カム:「タップ・カム」とはベトナム語で混ぜるという意味。その名の通り、小豆やクワイ・タピオカ粉など数種類の具が入ったもの
- チェー・コアイ・ラン:むらさきいも、さつまいもが多く使われ、白玉や小豆、ピーナッツ、寒天も入って、しっとりした味わいが楽しめる
- スーン・サー・ハッ・ルー:ザクロに見立てたものと寒天が入ったもの
- チェー・クック・バック:ゼラチン、クリーム、砂糖、杏仁、ライチまたは竜眼を原材料とし、大豆が入っていないもの
が代表格で知られています。
チェーが食べられる三大都市圏のおすすめ店
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東京都
Che 333(チェー・バーバーバー)
ここが冒頭でも紹介した国内初のチェー専門店で、季節に合わせてアイスとホットを提供しています。
専門店でないところはあくまでオマケとしてチェーを扱っているようなところが多いすが、ここだと色んな種類のチェーがあります。
- 所在地:東京都目黒区鷹番3-18-3 (333 store内)
- TEL:03-6412-8866
- 営業時間:11:00~19:00
※不定休なので、お店に直接お問い合わせください。
UBU CAFE 新宿
ここでは、この店オリジナルの豆乳プリンとタピオカのチェーを730円で販売しています。
- 所在地:東京都 新宿区 新宿 3-38-1 ルミネエスト新宿店 8F
- TEL:050-5869-1913
- 営業時間:11:00~17:00(スイーツ販売の時間帯)
- 定休日:ルミネエストに準ずる
大阪
ベトナム酒場 ビアホイ BIA HOI 梅田
こちらでは11:30~17:00限定ですが、25種類の具材から選びたい放題・食べ放題でチェーが楽しめるコースがあります。
特に決まったメニューはなく、自由自在なオリジナルチェーが作れるのが魅力的です。
- 所在地:大阪府大阪市北区角田町2-15 城口ビルB1F
- TEL:050-5816-6533
- 営業時間:11:30~17:00(コースの時間帯)
- 定休日:なし
- コース料金:平日500円(子供250円)、土日祝600円(子供300円)
ベトナム食堂チャオルア
堀江にあるベトナム料理店で、ランチタイム限定でチェー&ドリンクバイキングが楽しめます(90分制)。
- 所在地:大阪府大阪市西区南堀江1-14-1
- TEL:06-6537-6789
- 営業時間:12:00~17:00(コースの時間帯)
- 定休日:不定休
- コース料金:900円
名古屋
花果 (ホアクア)
路地にポツンと佇む本格ベトナム料理店で、可愛らしいアジアン喫茶のようなオシャレなお店です。
チェーはランチのデザートとして注文できます。
- 所在地:愛知県 名古屋市昭和区 台町 3-3-1
- TEL:052-851-1177
- 営業時間:10:00~19:00
- 定休日:火曜日、木曜日14:00以降
- チェーメニュー:
ベトナムキッチン大須店
ここでもチェーを提供していますが、1種類(あずき・緑豆・寒天・もち米・タピオカ・ココナッツミルク入り)だけなのが残念。。
- 所在地:愛知県 名古屋市中区 大須 3-41-9
- TEL:050-5593-8764
- 営業時間:
[平日]
11:00~19:00
[土]
11:00~21:00
[日・祝]
10:00~19:00 - 定休日:なし
まとめ
母国ベトナムでは主流のスイーツ”チェー”。
ほんのりした甘さで健康にも良く、なにより日本人の味覚にも合っていて既に飲んだことのある人たちはこぞっておいしいと言っていることから、近年は日本でも人気が高まってきて、東京に専門店1号ができたことを機にタピオカのライバルになるぐらいの人気が出る見込みです。
チェーには大きく分けて2種類あり、ぜんざいのようなホットチェーと、かき氷のようなアイスチェーで、見た目は全くといっていいほど別物。
ホットとアイス両方あるので年中楽しめるところも魅力のひとつです。
日本国内では東京に専門店が1店できただけで、それ以外はベトナム料理店で提供されていますが、種類はまだ限られています。
今後人気が出てきだしたら、全国各地のスイーツ店でもチェーが並ぶ日が来るでしょう。
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