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初出場の叡明高校~埼玉県から甲子園へ挑む!

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🏫 そもそも「叡明高校」って何と読む?そして何者?

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まずは基本から。「叡明高校」は「えいめいこうこう」と読みます。初見では「叡(えい)」の字に戸惑う方も多いかもしれませんが、これは「深い知恵」や「洞察力」を意味する言葉。校名には「叡智・高志・協調」という教育理念が込められており、ただの進学校ではなく、知性と志を兼ね備えた人材育成を目指す姿勢がにじみ出ています。

所在地は埼玉県越谷市レイクタウン。2015年に旧・小松原高校から校名変更と共学化を経て、現在の叡明高校として再スタート。進学実績も着実に伸ばし、文武両道を掲げる新世代型の私立高校として注目を集めています。

⚾ 叡明高校野球部の歴史は?“新興勢力”の真実

叡明高校野球部の創部は1959年、小松原高校時代にさかのぼります。しかし、甲子園とは長らく無縁の存在でした。転機が訪れたのは、校名変更後の2015年以降。進学校化と共に部活動の強化が進み、硬式野球部も着実に力をつけていきました。

特筆すべきは、2019年春季埼玉大会で浦和学院を破った金星。以降、強豪校との対戦経験を積みながら、2023年には花咲徳栄に敗れるもベスト16入り。2024年は西武台に惜敗するも、安定した戦績を残し、2025年に遂に埼玉大会を制覇。春夏通じて初の甲子園出場を果たしました。

つまり、叡明高校野球部は“新興勢力”ではあるものの、決して一夜漬けのチームではなく、10年近くかけて地道に力を蓄えてきた“育成型の挑戦者”なのです。

👨‍🏫 監督・コーチ・エースの素顔に迫る

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叡明高校野球部を率いるのは、中村要(なかむら・かなめ)監督。かつて浦和学院でコーチを務め、春夏合わせて6度の甲子園出場経験を持つ“勝利のDNA”を持つ指導者です。2020年に叡明の監督に就任し、「勝てるチームより、良いチームを作る」を信条に、選手の自主性と本質的な成長を重視した指導を展開しています。

エースは増渕隼人(ますぶち・はやと)投手。右腕から繰り出す最速138km/hのストレートは球持ちが良く、打者を翻弄するキレが持ち味。準決勝では8回2失点の好投を見せ、決勝でも昌平高校を抑える原動力となりました。

もう一人のキーマンが田口遼平(たぐち・りょうへい)。投手兼ショートとして活躍し、準決勝では158球を投げ抜くタフネスぶりを発揮。打撃でも勝負強さを見せ、まさに“二刀流の魂”を体現する選手です。

💨 最速ピッチャーの球速は?数字以上の“質”が光る

叡明高校の最速ピッチャーは、エースの増渕隼人。球速は138km/hと、全国トップクラスの150km/h超えと比べると控えめに見えるかもしれません。しかし、彼の真価は“球質”にあります。

球持ちの良さ、リリースのタイミング、打者の手元で伸びる感覚。これらが組み合わさることで、実際の体感速度は140km/h台にも匹敵すると言われています。さらに、田口遼平の粘り強い投球術と組み合わせることで、相手打線は常に“読みづらさ”に苦しむ展開に。

つまり、叡明の投手陣は「速さ」より「質」で勝負する、知的な投球スタイルが特徴なのです。

🧮 予選大会の戦績は?コールド勝ちの嵐

2025年の埼玉大会では、叡明高校は圧倒的な戦績を残しました。

  • 2回戦:庄和に10-0(コールド)
  • 3回戦:狭山経済に11-2
  • 4回戦:細田学園に7-0(コールド)
  • 5回戦:山村国際に10-1(コールド)
  • 準々決勝:聖望学園に8-1(コールド)
  • 準決勝:山村学園に12-8(延長11回タイブレーク)
  • 決勝:昌平に5-2

特筆すべきは、準決勝の延長戦。田口の完投と打線の粘りで勝利をもぎ取り、決勝では増渕が昌平打線を封じて初優勝。まさに“総合力”で勝ち上がった大会でした。

📜 2024年以前の戦績は?積み重ねの証明

叡明高校は2024年以前も着実に実績を積み重ねてきました。

  • 2024年夏:西武台に惜敗(5回戦)
  • 2023年夏:花咲徳栄に敗退(5回戦)
  • 2022年夏:川口工に敗退(3回戦)
  • 2021年夏:滑川総合に敗退(4回戦)

春季大会でも、2024年は熊谷商に惜敗、2023年は昌平に敗退。いずれも強豪校との接戦を経験しており、敗戦の中で課題を見つけ、修正を重ねてきたことが、2025年の快進撃につながっています。

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🧠 まとめ:叡智が導いた甲子園初出場

叡明高校の甲子園初出場は、単なる“快進撃”ではありません。それは、教育理念「叡智・高志・協調」に基づいた育成の成果であり、監督・選手・学校全体が一丸となって築き上げた“叡明スタイル”の結晶です。

速球で押すのではなく、知的な投球で勝負する。個の力ではなく、チームの連携で勝ち切る。そして、勝利よりも“良いチーム”を目指す姿勢が、結果として甲子園への扉を開いたのです。

埼玉の新たな星、叡明高校。彼らの挑戦は、まだ始まったばかりです。

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