マスクやアルコール消毒液が品薄になっている中、厚生労働省がついにお酒での代用を認めましたね。
使用できるのは、エタノール濃度が70~83%で、メタノール成分を含まない製品と公言しています。
市販の消毒液でも、アルコール濃度60%以上が推奨されていますので、やはり人間が飲めないくらいキツいお酒が必要なようです。
”キツいお酒”というと、せいぜい30~40%ぐらいでしょうか。
しかし、それでも足りないくらいのお酒ですから、何だか簡単には手に入らなさそう…
そして、高濃度アルコールの消毒液って、けっこう高いんですよね…
というわけで今回この記事では、アルコール消毒液の代用として使えそうな超強いお酒について、できる限り安いものを厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
アルコール(エタノール)消毒液として代用できる安いお酒
菊水酒造の『アルコール77』
一つめはタイトルにも一例として掲げた『アルコール77』です。
その名の通りエタノール濃度77%の高濃度ですので、消毒液としての殺菌効果が期待できます。
商品紹介ページには、『消毒・殺菌目的で作られたものではありません』と書かれていますが、厚労省がOKを出していますので、買って使っちゃいましょう!
ウォッカ
強いお酒の代表例として、ウォッカがよくイメージされますね。
しかし、濃度70%以上のものなんてあるのでしょうか?
ノット・サティスファイド 82(82%)
亜無亜危異(アナーキー)というロックバンドが販売しているウォッカで、楽天からも販売されています。
このバンド名からして相当強そうな酒だということが伝わってきそうです。
そして、厚労省が推奨するアルコール濃度の上限近くの濃度ですから、強力な殺菌効果が期待できそうですね。
ロンリコ151(75.5%)
世界最強のお酒の代表格として『テキーラ』がありますが、それをもしのぐ驚異の75.5%のラム酒です。
西インドからはるばるやって来た高濃度のお酒で、飲料用としてならカクテルで楽しまれることが多いです。
また、”食品にも使用可”ということでよく使われている『ドーバー・パストリーゼ77』に近い濃度ですので、消毒液の代用としても最適といえるでしょう。
消毒液との価格比較
さて、『安いものを厳選した!』といいましたが、本当に安いのか疑問ですよね。
先ほど少し紹介した『ドーバー・パストリーゼ77』ですが、5リットルで48,000円です。
つまり、1リットルあたり9,600円です。
これを踏まえて、先ほど紹介した高濃度のお酒たちは・・・
商品 | 価格(1リットルあたり) |
---|---|
ドーバー・パストリーゼ77 | 9,600円 |
アルコール77 | 3,457円 |
ノット・サティスファイド 82 | 4,396円 |
ロンリコ151 | 3,975円 |
ホンマかいな!?
と思うほどお値段に差がありすぎ、半額近くですね!
やっぱり、ちゃんとした消毒液となると安全性を考慮して特殊な製法が施されているからお酒より割高なのかも知れませんね。
まとめ
これまで、お酒の消毒液としての代用はNGとされていましたが、消毒液の長期間品薄が続いているため、ついに厚労省が代用OKを公言したことを受け、できる限り安価に手に入る高濃度のお酒を紹介してきました。
もちろん、『スピリタス(96%)』などこれよりも高濃度な商品もありますが、その場合すぐに蒸発して殺菌効果が薄れるため、精製水で薄めて使用する手間がかかります。
何より、高濃度のアルコール飲料は高いですしね。